国会は3日、福田康夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が行われた。民主党の鳩山由紀夫幹事長らに続いて壇上に登った同党の長妻昭「次の内閣」年金担当相は、93の質問を立て続けにぶつけ、再質問でも3つの質問。代表質問では異例となる計96(スポーツ報知調べ)もの質問を行った。あまりの量に圧倒されたのか、福田首相は言葉に詰まりながら返答。与党席からも福田首相に対し「頑張れ」などの声が上がるなど、与野党の論戦第1ラウンドは長妻氏の“連発質問”に軍配が上がった形となった。
「ミスター年金」と呼ばれる民主党のホープ・長妻氏が異例の小刻み質問を展開した。
「安倍内閣との最大の違いは?」「『消えた年金』問題は、いつ、どのような状態になった時点で最終的な解決といえるのか?」
ひとつの質問を短くかつ具体的に、まるで小泉純一郎元首相ばりの“ワンフレーズ”で約35分間、立て続けに問い掛けた長妻氏。何と93もの質問で福田首相に迫った。さらに、「説明が不十分で期限がないものが目立った」として再質問。年金問題など3つの質問をぶつけた。
この日の鳩山幹事長の質問数は「44」だったが、長妻氏は質問と再質問を合わせて計「96」と、鳩山幹事長の倍以上。代表質問では異例の数となった。
本会議後、長妻氏は「(福田首相の)所信表明演説を読んだが、抽象論ばかりでまったく約束がなかった。こちらも抽象論で質問すると、はぐらかされると確信した。そのため、具体的な数字、期限、対策をひとつひとつ尋ねるために綿密に準備してきた」と説明した。
長妻氏“連発質問”に対し、福田首相は「幅の広い多くの質問をいただきました。大変ありがたいことですが、関連の質問をまとめながら答弁します」と、独特の皮肉を交えて応酬。しかし、答弁のいい間違えや言葉に詰まる福田首相の姿に、野党からは「おい、大丈夫か」の声が。最後は与党席からも「頑張れ」の声援を受けてしまった。
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